≪人柱企画≫ 64Kでアウトブレイクしたれ(・ω・)ノ |
はじめに |
Ken+です。 この企画は元々「オフ会でアウトブレイクのネットモードができんやろか?」という発想から実験を試みたものです。 アウトブレイクの面白さはオフよりオンなので。 ちなみに64K(bps)とはISDNやPHS、一部のPCカードなどまだ現役で利用されている通信速度です。 今のADSLなどのM(メガ)の単位でいうと…0.0625Mという速度ですね(>_<) 現在ADSLの爆発的な普及で徐々に衰退しコスト面から見てもいずれ消え行く速度でしょう。 ですが、技術的な問題などでADSLができないという事はまだあるのです。 BB回線専用という形で発売されたバイオハザードアウトブレイク。ナローの域でも早い方の64Kで動けば儲けものという感じで実際に検証していきます。 結論から言えば『イーサケーブルで繋げる環境なら64Kでもほぼ問題なし』です。
まずここでお願いがあります。 尚、テキストは大まかですが完成したのでアップしますが、画像がまだ一部しか準備できてません(というか撮影中) 画像はでき次第追々掲載していく予定です(2004/01/19) |
接続方法を考えてみよか〜ヽ(´ー`)ノ |
バイオハザードアウトブレイクはBB回線専用です。 マニュアルP.54にも「ISDNは使えん」とスゲー短く書いてあります。 果たして実際はどうなんでしょう? 結論から言えば64Kの回線速度ではプレイの支障は今の所ほぼ問題ありません。 むしろBB回線でもDVD使用プレイの方が支障がある気がします(ローディング遅すぎ) もしPS2用ターミナルアダプター(以下TA)が沢山存在すればサポートしたかもしれませんが現実にはほとんど存在しない上(一応あったんやねNEC(^^;但しPS2USB)、サポートも複雑化したりします。 それ以上に日本国内の全体はほぼBB回線に移行状態で2003年9月末で4世帯に1件はBB回線。ADSLだけでも2003年末に1000万件突破。 この現状ではどこもTAは作らないでしょう。結果的にゲームの安定性や回線安定度、ユーザーの通信コストやサポート面からBB回線のみのサポートとなったと思われます。 さて、問題となるのは「回線の接続方法」です。 方法は2種類考えられます ■ISDN専用ダイアルアップルータを使う アウトブレイクはBB回線専用ということから、ネットワークアダプターにある「イーサ端子(100BASE-T)」のみ使えるようになっています。 ISDNを使っている家庭にあるのは大抵の場合TAを使っています。そしてTAからPCまではシリアルポート(RS-232C)に繋がっています。つまりイーサ端子ではない。 このイーサ端子が使えるものは「ISDN専用ダイアルアップルータ」ぐらいしかありません。が今はあまり普及していません。 また市場にある一般的な「BB回線専用ルータ」では流用ができません。 ちなみにBB回線&ISDNルータはBUFFALO WLAR-128G(しかも一応無線(b)も使える)ぐらいしか知りません(^^; ですのでISDNから直接使う場合は「ISDN専用ダイアルアップルータ」を入手する必要があります(今は数少ないうえBBルータよりちょっと高額です) もしお持ちならこれを活用してください。友人でISDNルータを使っていて、今はADSLに移行した方がいるなら譲り受けるのもいいかも。 ストレートケーブルでISDNルータに接続して、PS2側はルータ経由の接続と同じ設定(PPPoE不要)をすればOKだと思います。 →SCE/Ethernet(NetworkAdaptor) →PPPoEの使用確認(必要ではない) →IPアドレスの自動設定(自動設定する) →DNSサーバの自動設定(自動設定する) これだけでたぶんOK(・ω・)ノ ■PCを経由させて使う しかし、もしあなたがイーサ端子付のPC(Windows)をお持ちなら、PCを利用するのも手です。 Windowsには「インターネット接続の共有(ICS:Internet Connection Sharing)」という機能が付いているからです。 この機能を稼動させると、PCがICSホストとなり、ルータ(NAT)の様な役割をしてくれるのです。 もしPCカードでインターネットサービスを受けている場合などでもPCにICSホストの設定をしてみれば良いでしょう(例AirH"PCカードやeo64エアなど) この様に接続する方法は上記の様に大きく二つあるという形です。 ※他にもあったらいいんだけど心当たりが無い(・ω・) それでは一番現実的なPCを経由させたPHSでの接続を実際にやって見ます |
PHSを使ったPC経由の接続方法 (2004/01/19現在) |
いきなり読みながらチャレンジする事はやめましょう(・ω・)ノ ■PCでインターネットが使えるようにする まずパソコンでPHSによるインターネットが使えるようにセットアップします。 これはPHSに付属のマニュアル通りにすればよいでしょう。 既に使える状態なら読み飛ばしていいけど、料金面でいくつか気づいた点もあるので(^^; 今回はDDIポケットのAH-J3002V(日本無線)を使用しました。 このPHSはAirH"で32Kパケットが使えますが128Kパケットは使えないので、今回は汎用性の高い64kPIAFS(回線交換方式)を使います。 ちなみにDDIポケットで「つなぎ放題コース」というのがありますがあくまでこれはパケット方式のみで64kPIAFSでは別途従量課金されますので使いすぎには注意が必要です(・ω・)ノ そして接続先はSo-netの64kPIAFS(PIAFS 2.1)の地元の市内アクセスポイント(以下AP)に繋ぎました。こちらも別途接続料金が必要となります。 お使いのISPが64kPIAFS(PIAFS 2.1)のAPを持っていない場合はPRINを使ってください。ちょっと割高ですが短期間・短時間の使用ならまあいいかと。長時間なら新たに64kPIAFS(PIAFS 2.1)が使えるISPを見つけた方が安心です。 ISPが全国共通の電話番号なら心配の必要はありませんが、別に各地域の市内APも準備されている場合はこちらに繋ぐ方が安めです。ですが電話番号の選択は間違えないように。市内と市外では料金が大きく変わる場合が多いですので。 AH-J3002Vでは付属のUSBケーブルが付いていたのでそれを使いました。 ない場合は別途調達する必要があります。 ■PCのインターネット接続の共有(ICSホスト機能)を稼動させる 今回使うPCは自作ノートです(^^;本体はCLEVO社のD520Pでイーサ端子を標準で搭載しています。 使用OSはWindowsXP Pro SR1ですがXP HEでも同じかと思います。 他のOSではバージョン違いで設定方法が若干異なります。 このICSホスト機能(インターネット接続の共有)ができるOSはWindows98SE/Me/2000/XPなどがあるそうです。MacとUnixは知識が乏しいので分かりません。 今回の紹介ではXPを使っていますが、他のバージョンやOSなどはWebで検索してみれば出てきますのでここでは割愛します。 取り合えずセットアップをしてPCでインターネットの接続が確認できれば、今度は「インターネット接続の共有」の設定を行います。 [スタート]-[マイネットワーク]を開き、 ネットワークタスク内の[ネットワーク接続を表示する]をクリックします。 先程作ったPHSダイアルアップのアイコンを右クリックし[プロパティ]を開きます。 [詳細設定]タブを選択してインターネット接続ファイアウォールの下に [インターネット接続の共有]があるか確認してください。 もし無いなら、下の方にある[ネットワークセットアップウィザード]をクリックしてください。又はネットワークタスク内の[ホーム/小規模オフィスのネットワークをセットアップする]をクリックしてください。 ネットワークセットアップウィザードを起動させたら、 [インターネットに直接接続している]を選択、 対象のダイアルアップを選択、 コンピュータの説明などはそのままで、 ワークグループ名はMSHOMEに強制的に設定されるので、任意のワークグループ名を使っている人は変更してください(普段意識していないならMSHOMEで良いです) 設定が終わると上記の[詳細設定]で[インターネット接続の共有]がでます。 [インターネット接続の共有]でチェックがされていないならチェックを入れればPCのセットはOKです 尚、このPCを元の既存のLANに接続したりLAN経由でインターネット接続する場合は、念の為この[インターネット接続の共有]チェックを外す事を推奨します。LANにルータが設置されている場合などでネットワークに繋げなかったりインターネットに接続できなくなったりする場合があるからです。 普段ダイアルアップ共有が必要でないなら、必要以外はチェックは外しておく様にしましょう。 次はケーブルの接続です ■PS2とPCをイーサケーブルで繋ぐ PS2のネットワークアダプタと共有させるPCを100/1000BASE-Tのイーサケーブルで直結しますが、ここで注意点が1つ。 ネットワークは本来HUBやルータなどの機器を経由させて接続するので、普通はストレートケーブルを使います。市場に最も出回っているのもストレートです。 ですが、今回のように経由させずに繋ぐ場合は支障が出て繋げないので、配線を変更したクロスケーブルが必要となります。そこでストレートケーブルに「ストレート←→クロス変換アダプタ」を繋げてクロスケーブルにします。変換アダプタの市価は500〜800円ほどです。1000BASE-Tまで対応しているものを購入すればよいでしょう。 HUBを経由させてストレート2本で繋ぐ方法もありますが、今回の為にわざわざHUBを用意する事もないでしょう。 これで物理的な接続は終了です。 次にPS2側のネットワークの設定に入ります。 ■PS2側の設定をする PS2側のネットワークアダプタには共有設定をしたPCからプライベート(ローカル)IPを設定されています。つまりPCがルータ代わりなので、ルータ経由の接続と同じ設定(PPPoE不要)をすればよいわけです。 →SCE/Ethernet(NetworkAdaptor) →PPPoEの使用確認(必要ではない) →IPアドレスの自動設定(自動設定する) →DNSサーバの自動設定(自動設定する) これだけでOKです(・ω・)ノ これで設定が完了です。 ■その他気づいた点 取り合えずPS2側でネットワーク接続が必要な段階(SCEのDNASなど)になるとPC側で自動的にダイアルアップしてくれるはずです。但し回線切断はPC側で行います。 尚MMBBの申し込みはPCが使えるならPC側でやった方が効率がいいです。PS2でもWindows用USBキーボードが使えるといっても、文字の変換効率は最低レベルなので…(>_<) PCからWebでIDとパスを申請して、メールで受け取り、それをPS2側に設定すればよいわけです。改めてPS2でMMBBを申し込む必要はありません。一応申し込む事はできますが、新たな契約と見なされるので2重3重契約となり、課金も2重3重となります。 IDとパスを1セット入手したら、解約するまで決して申し込まないように注意しましょう(^^; 最後に
ここまで読んで意味判らない箇所があったなら、チャレンジする事はやめましょう(・ω・)ノ |
検証や〜ヽ(´ー`)ノ (2004/01/16現在) |
まずほとんど通常と同じ感覚でプレイできます。 BB回線でも回線状態によってはキャラが飛ぶ現象がおきたりしますからね。 けど、その分を想定してもほぼ問題のないプレイができます。 というかほとんど通常のネットプレイとは分かりません。 あえて言うなら発生のゾンビが多めに登場する場面ぐらいですね。 尚、BB回線でやっていてもそうですが、可能ならHDD買いましょう。 プレイのしやすさ・無駄なダメージ軽減・相手を見つける優位性などメリットが多いです。 |
他での接続との違い (2004/01/19現在) |
もしPCカードなど無線でサービスを受けている場合は、PCでネットが使えればICSホスト機能を稼動させるだけで問題ないかと。イーサ端子がPCに備わってないなら追加してください(^^; ただ[ネットワーク接続を表示する]で見た時、サービスはダイアルアップではない場合がありますが、該当するネットワークサービスに対して共有接続の設定をすればいいと思います。あとは同じです。 ISDNもTAからシリアルポートでPCに接続している場合も同様です。こちらはダイアルアップ扱いになると思いますのでPHSと要領は同じかな? 又はISDNダイアルアップルータを調達して、これを経由して繋ぐかです。 ちなみにダイアルアップルータ自身ルータなので(そのままやね)、PS2側の設定もPPPoEを使わない(PHSと同じ設定)でいけるはずです。もちろんBB用ルータも同じですね。 それと今回はPHSではパケットの検証はしませんでした。 もしパケットでつなげるなら128Kでより安定する事も可能でしょう。 ただパケットは固定料金サービスを利用しないと非常に高くつく可能性があるので、気を付ける必要があります。 携帯電話ではDOCOMOのFOMAなどはPHSよりさらに早くなりますが固定料金は無いのでプレイしない方が無難かと。 しかしauのCDMA 1X WINは2MbpsとADSL並みの速度でしかも定額料金を実現していますので、実験する価値はあるかと。 |
通信コストに注意(・ω・)ノ (2004/01/16現在) |
ISDNは現在シェアが下がりつつあるので、ISPもAPを1つに統一するなど合理化が進められています。ここで一つ問題点が出始めています。 一部のNTTサービスが受けられなくなっているという現実です(@niftyなど) 今の所フレッツISDNはセーフの様ですが、テレホーダイやINSテレホーダイは適用されません。もしISDNを使うならフレッツISDNに切替しておいた方が無難です。 ISDNもPHSも元々従量課金が基本ですので、サービス終了などで定額から従量に戻される可能性もあります。 利用には常に各サービス会社の情報はチェックしておくべきです。 アウトブレイクはそのプレイ内容から10分〜2時間近くかかる場合もあります くれぐれも課金には気を付けて… |